和田絢太郎 グラスウェアショー GESCHIRR SHOWROOMのこと
桜もいつのまにか咲いちゃって春になってもうてますね
大阪天満宮参道、サロンモザイクのただ今の展覧会のご案内です
和田絢太郎 グラスウエアショー「GESCHIRR SHOWROOM」
関東を拠点とするガラス鋳造の作家、和田氏の初個展です。
ドイツ語で器を意味する「GESCHIRR」
器という枠組みの中で、ガラス素材の持つ都会性を引き出すことができるかの試み
salonmosaic.info/2018/03/02/
和田氏はつくば大でガラス造形を学び、卒業してから色々あって、店主と前職にて数ヶ月共に勤めた人です。で、後再び学校に戻り制作を再開した若き作家の初個展をいただきました
人のスタイルやアイデンティティを形成する、日常生活に近い分野→ファッション
じゃあ、日常的に使用する器もファッションと言えるんじゃないのか!
衣服などと同じレベルでガラスの器がアイデンティティを形成するものになるために、性別を設定してみることを試みています。
いろんなデザインのガラスの器の男性らしさ、女性らしさについてアンケートを実施し、その結果の統計により色彩、テクスチャ、重さやサイズを決めて制作。しかし、男女のボーダーを攻めるようなスーパー中間色を用いているので鑑賞者からはわからず、器の社会性に思いを馳せる展覧会になってます。
いやー、壮大やな!
また、ガラスなのに透き通らず、量産品のようなカモフラ柄をあえて作ったり、さらにカモフラ柄の猫のご飯の器を作ってみたり
焼酎のお湯割りグラスを型どりしてカスタム、わざわざ脚をつけてワイングラスに合成したり
冗談が過ぎるよ和田氏!ぱっと見オシャレに見え、あんまりわかってもらいづらい茨の道だ!
工芸の技術を駆使して、大真面目かつチャーミングに視点をずらす美術的アプローチ。
モザイクでこういう展覧会ができたこと、とても嬉しく思います。ありがとう
そして、それを楽しんでくださる方々がいてくれることに感謝する2週間でした。
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