柳哲也 個展「箱庭療法」
9月の展覧会のお知らせです
柳哲也 個展「箱庭療法」
2017.9.14(木曜日)〜10.3(火曜日)
13:00〜19:00
会期中水曜日お休み
9.17(日曜日)オープニングパーティー
柳哲也
1974年生まれ。広島県出身、三重県在住。
幼少の頃から独学で絵を描き始め、
現在は主に油絵やクレパスなどで抽象・具象を問わず制作しています。
子供が描く絵のように素直に自分の感情を表現し、
時には自由に可愛らしく、時には稚拙で残酷なものを描きたいという思いがあります。
箱庭療法/Sandplay Therapy
心理療法の一種で、箱の中に患者が、セラピストが見守る中で自由に部屋にあるおもちゃを入れていく手法。表現療法に位置づけられるが、作られた作品は言語化されるときもある。基本的に自由に見守られながら表現することが重要であるといわれている。もともとは遊戯療法(Play Therapy)から派生した。
箱庭療法はそれを造る者のこころを反映させた象徴的世界であり、箱庭という枠に守られることによって、患者は安心して隠していた自らの世界を造り出すことができ、押さえつけられていたこころが解き放たれて、本来持っているこころを取り戻すことができるという考えから考案されたのがこの箱庭療法である。
また、箱庭は人間のこころが治癒していく過程を表す象徴的世界でもあり、箱庭療法によってセラピストは患者の造った箱庭を分析することで患者のこころの変化を推測することができる。
柳氏曰く、今回の作品群は「愛する人と動物達しかいない、全ての時間を含む世界」
箱庭は区切られ限定された自分の力だけが及ぶ世界であり、作家(患者)はその世界の神様であると言える
キャンパスも、四角く限られた中にイメージを配置する「箱庭」
作家にとって描くことは箱庭療法のようなものかもしれない
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